ギリシャ問題で報道されている国家財政破綻問題です。
日本も対岸の火事ではありません。

ギリシャはGDP比114%ですが、日本の借金は170%超えです。
これは恐ろしい数字です。近い将来、きっと日本も財政危機という言葉がクローズアップされるでしょう。
ただ、今のところ日本の国債は国内で９０％以上出回っているので
今すぐ暴落ということは無いでしょうね。

将来の日本の最悪シナリオは、
長期金利の上昇、国債の暴落、円の暴落です。
そして財政破綻です。

過去には大分むかしの話ですが、トルコ、アルゼンチン、ロシアがあります。
トルコってその昔、財政破綻したんですねぇー

とにもかくにも財政破綻は最悪のシナリオです。

そんな危機的状況を何もせず、見守っているだけではダメです。

リスク回避策を考えないと

１、円資産を金融以外の資産にかえておく。
２、タンス預金する。
３、外貨預金しておく。

２のタンス預金は、ハイパーインフレになったときには、ただの紙クズになる可能性がありますので
ちょっと危険があります。
１の、例えば不動産に替えるといってもそんなに余裕資金はあるわけでなく・・・。
そうなると３の外貨にかえておくというのが一つの手です。

最近はＦＸと言われる外国為替証拠金取引というのがありますが、
この取引で、例えば５０円くらい円高になってもロスカット（元本がほとんど失われる）されない
証拠金で運用するのが賢明な作戦だと思います。
FXやりはじめると、よーしいっと儲けたると意気込むんですけど、気が付くと
時間の浪費をし、資金は目減りしていくってのがほとんどの人です。

そう、リスクに備えて、少し外貨にかえておく。これが賢明なリスク回避策なんです。

だから、スプレッドが1銭とか、そんな数字にこだわらなくていいんです。

要はその預けている会社が倒産しなければいいんですから、安心して運用していける会社を
選ぶのもリスク回避です。

でも上記のような客は嫌がれるでしょうね。なんせ売買を繰り返さないんですから。
いわゆるFX会社や証券会社は売買手数料で儲けているわけですから。

ドル円でいきますと、５０円の円高になってもロスカットされない証拠金というのは、
レバレッジにもよりますが、レバレッジ５０倍ですと、およそ５１万がロスカットラインです。

ドル円を１万ドル買うには２０，０００円の証拠金が必要になるので、２０，０００円必要なのですが、
ロスカット５０％ということですと１０，０００円になったらロスカットになります。なので１円下がったら
パーです。このご時世１円はあっという間に上下しますからね。

１ドル９０円以下になったら、５０万を口座に入れて、１万ドルを買ってリスク回避しましょう。

これを書いているのは２０１０年５月の時点でのお話です。
※ 投資は個人の判断でお願いします。